平和公園で英語インタビュー2016

夏の特別活動2016

平和記念公園へ英語インタビューに行きました!

 

2016年8月27日(土)と9月3日(土)、広島平和記念公園へ行き、英語インタビューを行いました。毎年恒例の夏の課外活動で、小学3年生以上を対象とした活動です。外国人観光客に声をかけ、英語でインタビューするというもので、今年で5年目となりました。

参加者は8/27が小学5年生3人、9/3が小学4~6年生3人の、計6人でした。

学校の部活や塾の都合で、一緒に行けなかった生徒もあり、ちょっと残念でしたが、参加した生徒は、日ごろの学習の成果を発揮して、しっかりしたインタビューができました。

生徒は、7月初めから、インタビューチャンツ(教室オリジナルCD)で、インタビューに使う表現や例文を学習しました。リズムに乗ってインタビューの流れの表現を覚えるので、体にしみこみ、インタビュー本番のちょっと緊張しそうな場面でも、スムーズに英語で言葉が出てきます。

 

今年は、去年までに加え、広島や日本の紹介したいものを伝える、ということに挑戦しました。生徒たちはそれぞれ、カキの養殖、広島お好み焼き、熊野筆、日本の漫画などについて、自分たちで用意した写真を見せながら、紹介しました。

「カキは広島で、いかだの下で養殖されています」と、難しい表現に挑戦した生徒もいました。

 

インタビューの学習では、表現学習のほかに、気を付けて練習したことがあります。

それは、大きな声ではっきり口を動かして相手に伝えること、相手が答えてくれたら、あいづちの言葉や感想(コメント)を言うこと、聞き取れない場合は、もう一度言ってもらえるよう伝えること、です。

 

生徒は、一人必ず3人(3回以上)にインタビューする、というのを課題としました。結果、カップルやグループで答えてくれたケースもあるので、それぞれの生徒が4~6人以上の人と話すことができました。

 

インタビューに答えてくれた方たちの国は、アメリカ、イタリア、スペイン、アルゼンチン、メキシコ、インド、ドイツ、インドネシア、オーストラリア、カナダ、シンガポールと、様々な国や地域から来た人たちでした。

英語が母語ではない人たちも多かったですが、みな、英語を話してくれました。まさに、英語を話せば、世界中の人と話ができる、というのを、子どもたちも改めて実感できたのではないでしょうか。

 

多くの人たちはとてもフレンドリーで、あるアメリカから来たという女性は、日本のある市と姉妹校の提携をしている学校の人で、毎年高校生の交換訪問をしているため、その準備で来て、広島にも訪れたと言っていました。その人は、私たちが声をかけてお話しできたことをよろこんでくれ、子どもたちににアメリカ製のチョコレートM&Msをプレゼントしてくれました。

 

また、あるインド人男性二人は、仕事で広島に来ていて、数週間から数か月間滞在している、とのことでした。とても優しそうな方たちで、たくさんお話ししてくれました。インドの人の話す、独特の発音を一生懸命聞き取ってお話しした後、「あんまり聞き取れなかった」との子どもの感想でしたが、とてもすばらしい経験になったと思います。

 

インドネシアからの男性は、家族で来ていました。日本のある大学の大学院生でした。
すごく優しく親切な人で、生徒がドラえもんの絵を見せて説明すると、「インドネシアでもテレビでやってるよ!」と教えてくれました。

 

スペインから来たというおじさんは、やはり家族連れでした。かわいらしい娘さんがきれいな英語で話をしてくれました。やはりドラえもんはスペインでも有名だとのことでした!

インタビューの出来栄えは、というと・・・子どもたちは、練習の成果を発揮して、とてもがんばりました。よく保護者などから「書いた文章を読むの?」と質問されますが、いいえ、子どもたちは、自分が聞く質問や紹介したい内容を覚えるまで練習し、本番で話す、というのが基本です。インタビューの相手から、「君は何歳?」「広島の人なの?」「きょうだいはいる?」などと、逆に聞かれることがありますが、そういうときは日ごろの学習の成果を発揮して答えます。初めての人とはなるとき、誰しも緊張すると思いますが、まして英語で話すのですから、勇気の要ることです。でもこれまでインタビューに参加した生徒はみな、がんばってやり遂げています!

 

今年で数回目の参加となった生徒達は、昨年や一昨年参加した時には、相手の方が生徒の話す英語を聞き取れず、何度か言い直す場面が見られた子も、今年ははっきりきれいな発音で英語を話していて、相手の方も生徒の話す英語をすぐに理解してくれました。また、相手の話す内容が聞き取れなかった場面では、「もう一度お願いします」と言えたり、相手からの質問をちゃんと聞き取って答えている場面も見られ、この数年での成長を実感しました。今年初めての参加だった生徒も二人いましたが、練習どおり、インタビュー活動をすることができたと思います。

 

世界各地から来た方たちとお話しすると、個人と個人の間には、国境はない、ということを感じます。

来年がまた楽しみです。

 

アメリカからの女性とたくさんお話しして、アメリカのM&Msをいただきました。

おりづるで作られたオバマ大統領を発見。

 

スペインからの家族。娘さんともお話しできました。

インドネシアからの留学生とその家族。丁寧にたくさんお話ししてくれました。

この日の参加者全員と記念撮影しました!

2016年9月14日