親子両方の願いをかなえるために

私は3人の子の母です。

 

長女が生まれてから、幼いころ、いろいろな習い事をさせてあげたい、

と思ったものです。

 

どんな性格なのか、何が好きなのか、どんなふうに育ってほしいか、

 

そんなことを考えながら、

あれもやらせてあげたい、これもやらせてあげたい、

と思ったものです。

 

そしてできそうな習い事を、いくつかやってみました。

 

そして大きくなるにつれ、カベにぶち当たります。

 

「子育てって、すごくお金がかかる・・・!!」

 

赤ちゃんのときのおむつ代を気にしているうちは、まだ

マシな方です。

 

小学校高学年、中学生と進むうちに、

制服代、教材費、塾、修学旅行の積み立て、通学用の自転車、保険・・

考えてもいなかった費用が次々浮上してきます。

 

子どもが新たに「○○習いたい!」と言った時には、

さて、その費用をどこから工面してくるか・・・

 

結局、これまでの習い事を一つ削って、新しい方に回す、

ということをしないといけなくなったりします。

 

うちの場合、子どもが3人!

3人の母であることは、とても楽しく、恵まれたことだと思います。

 

しかし、成人するまでの様々な費用のことを考えると、

「人間が大きくなるのって、ほんとにお金がかかるなぁ・・・」

と、改めて実感します。

 

習い事ときたら、2人目の子が小学生になるころには、

すっかり現実的な考えになっていて、

長女のときのように、「あれもこれもやらせたい」とは

なりません。

 

「お姉ちゃんの塾講習が終わったら、考えようか?」

といって時が過ぎて忘れるのを待ったりすることも。

 

 

一人っ子でも、二人きょうだいでも、三人でもそれ以上でも、

それぞれの子どもが、可能な限りベストな教育を受け

きょうだいの中で偏りなく手をかけてあげられたら

というのが、母の願いです。

 

 

1人目は習い事をいくつかしたけど、

子育てにすごくお金がかかる現実を知り、

2人目はまあいいか、と習い事を減らし

3人目は、そのうち自分で必要なら身に着けるでしょ・・・

 

そうなりがちだけど、できることならそうなりたくない。

 

子ども本人達だって、

いろいろやってみたい、習いたい!

そういう希望は、きょうだいの何人目とか関係なくもっているもの。

 

 

そういう視点で・・・・

自分の英語教室を立ち上げ、運営しています。

 

他の習い事とも共存できて、

きょうだいも同じように習えて、

長く続けられる、

 

全て、「私が自分の子を習わせる側だったら、こうだとうれしい」

という視点で作ってあります。

 

なので、月謝や教材費など、保護者にご負担いただく料金は抑えに抑え

私の労働によってカバーできる部分はそうする。

 

子どもの喜びそうなお菓子をたくさんくれる教室もあると聞きます。

でも本当に必要なのはそこでしょうか?

保護者からお月謝の形でいただいたお金の、還元場所はそこでしょうか?

習い事を身に着けるために、長く続けるために必要なことはなんでしょうか・・・?

 

手あたり次第、教材を買い集めたり、

楽しそうなゲームを買い集めたりしなくとも、

子どものレベルとニーズを見極めて、準備する。

子どもに合わせて作れる教材は作り、

その分の教材費はレッスン料に含まれるものとする、

という方針はそこからきています。

 

世の中の多くのお母さんたちだって、我が子に対し、

同じような工夫をしているはずです。

 

以前友人が、

2歳になる娘さんに、幼児サークルで使う上履きを買ったところ、

「アンパンマンのがよかったー」と泣かれてしまったとか。

友人は、上履きの白いところに、油性マーカーで、上手にアンパンマンの絵を

かいてあげたところ、娘さんはすごくよろこび、お気に入りの靴になったといいます。

 

そんな風に工夫して、お母さんがひと手間頑張ることで、

不要な出費を抑える、

 

そういう母の視点を基本に、自分の英語教室をやっています。

 

 

3人のきょうだいだったら、

 

上の子は、面倒見のいいしっかり者

中間子は、いろんなタイプの人を橋渡しするコミュニケーションの仲介役

末子は、状況を見極める甘え上手の世渡り上手

 

そんな感じのことをどこかで読んだことがあります。

もちろん例外も、別の個性もあるでしょうが。

 

それぞれに長所のあるきょうだい、それぞれが、

もし英語を自由に使いこなせるという、強みが加わったらどうでしょうか?

一人一人が、適材適所、活躍できる人材になっていくことと思います。

 

ごきょうだいで、教室に来ていただいている方も多くいます。

 

「一人ひとり、みんなはばたけ!!」

そういう思いで

日々英語を教えさせていただいています。