7月27日(土)、平和記念公園で、英語でインタビューの
特別活動を行いました。
原爆ドーム周辺に観光に来た外国人に話しかけて、これまで
クラスで練習した表現を使って、インタビューするのです。
小学校3年生以上のクラスでは、6月下旬から、教室オリジナル
チャンツと歌「インタビューチャンツ」を使い、毎回のレッスンで
少しずつ練習を積んできました。
7月に入ると、本番のインタビューをシミュレーションして
練習をしました。
さて、朝から晴天の暑い日となったこの日、小学3年生3人、4年生1人、
5年生1人、中学生1人の計6人がインタビューに参加しました。
3人ずつの二つのグループに分かれ、一人一人が4人以上の外国人に
インタビューすることを目標にしました。
原爆ドームの前で待っていると、路面電車から次々と外国人観光客が
降りてきて、ドームを観光し始めます。大勢の外国人がやってくるので、
どの人に声をかけたらいいかわからないくらいです。
初めは、緊張しているのか、しりごみしている生徒たちも、インタビューに
応じてくれる人がいると、練習した表現を使って、こわごわインタビューを
始めていました。
自分の英語を相手が聞き取って理解し、答えを言ってくれるので、
すぐに楽しくなって表情も和らいでいました。
ある小4男児は、「はじめは緊張するかと思ったけど、
やってみたら楽しくなってきた!もっとたくさんやってみたい!」と言って、
すぐに慣れた様子でした。
この日子どもたちは、それぞれ4~5人の人にインタビューすることができました。
出身国は、アメリカ、フランス、スイス、スペイン、インド、メキシコなど・・・
様々でした。
インタビューで、日本の何が好きかたずねたところ、日本の人々、文化、歴史、
食べ物、寺、博物館、土地のようすなど、いろいろな答えがありました。
みんなとてもやさしく親切に時間をとって答えてくれました。
中には12歳や15歳の子どももいて、お互いによい刺激になっているようでした。
生徒たちが一生懸命英語でインタビューする様子を見て、
「なんてかわいらしいの!すばらしい!」と大感激の外国の方もいました。
インタビューが終わり、生徒の一人が、夏休みに旅行でアメリカへ行くのですが、
アメリカでもインタビューしてみる!と話してくれ、私もとてもうれしい気持ちになりました。
毎年夏休みにインタビュー活動を行ってきて、今年で8年くらい経ちますが、
参加した子どもたちは、英語でいろいろな国の人と話ができることを体験し、
とても楽しくうれしい気持ちになるようです。
私も、生徒たちが教室で学んだ表現を使いながら、世界とつながる一歩を
踏み出している様子を見ることができ、本当にうれしく思います。
子どもたちの将来に思いをめぐらせ、その可能性の大きさを感じずにはいられません。
この活動を一つのきっかけとして、子どもたちがもっと世界に興味をもったり、
英語を身につけてもっとコミュニケーションがとれるようになりたいと思ってくれたら
と願っています。